品質管理要項 バルブ構成各部品の均一な精度、品質並に最高のバルブ機能(気密性及び操作の円滑性)を確保するための施行致して居ります主要な品質管理及び検査は下記の通りです。
(1)素材管理
鋳造素材、鍛造素材、棒素材とも素材メーカーの材料試験成績表によりその化学的成分、機械的性質を厳密に検査し御要求の使用条件を十分に満足する素材を厳選し使用材料の照合番号を加工済完成部品に明示しております。
(2)部品管理
a)加工管理
部品加工に使用する治工具の精度を完全に管理し加工済完成部品の寸法、精度を完備された検査ゲージにより綿密に検査致しております。
b)熱処理管理
部品毎に定められた適正硬度と熱処理基準に従い正確に熱処理を施行しその硬度を厳密に測定、管理致しております。
(3)組立て管理
上記により均一な精度、品質を有する部品を合理的に整備され、組立て手順に従い組立てを行います。
組立て時には規定したトルクによりガスケット、パッキンを絞込みます。
(4)完成品検査
完成品の検査は、特に指定のない限り、JIS B 2003バルブ検査通則又は、API 598 VALVE INSPECTION and TESTの規定により行います。
水圧試験施行後合格品については内部乾燥の後バルブ端の塞栓を行います。
(5)空気試験
高彌鋼製バルブは蒸気、水、油、ガス及び空気用に推賞されますが、必ずしも空気試験の必要はありません。
弊社のバルブは空気試験をしないでもこれらの用途に極めて満足な結果が証明されておりますので、空気試験は特に御要求のある場合に行います。
絶対的な密閉を要する御用途の場合は空気試験をお申付け下さい。
ガス用パイプラインに使用のバルブを御注文の節は予め使用目的を御明示下さい。
適切なパッキンを使用致します。